「肥満とメタボ」!!どういった関係!!

肥満とは、体内に脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。目安となるのが、Body Mass Index(BMI、体格指数)とお腹まわり(腹囲)です。

 

BMIと腹囲、どれくらいだと要注意?

BMIと腹囲、どれくらいだと要注意?

BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができます。日本人の場合、BMIが22あたりで病気の合併が最も少なく、25以上になると「肥満」、35以上は「高度肥満」と判定されます。一方、BMIが18.5より低いと「低体重」、いわゆるやせ型となります。腹囲は、内臓脂肪の量の目安として測ります。男性で85cm、女性で90cmを超えると要注意です。腹囲がこれ以上ある人は、腹部CT検査で測ったとき、内臓脂肪面積が100cm2以上に相当するとされています。生活習慣病の発症に大きく影響しているのが、「内臓脂肪型肥満」です。

メタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)は、メタボと略され、すっかり人々の間に浸透しました。メタボリックシンドロームとは、下の図のように、「内臓脂肪型肥満」に加えて、①高血圧である、②血糖値が高い、または③HDLコレステロールが低いか中性脂肪が高い、の3つのうち、いずれか2つ以上に当てはまる状態をいいます。

 

内臓脂肪がたまると、脂肪細胞から糖尿病や高血圧症、脂質異常症を引き起こす悪い物質が多く分泌されます。そのため、「内臓脂肪型肥満」の人の多くは、血糖値、血圧、中性脂肪コレステロール値に異常が出やすくなるのです。これらの危険因子が多ければ多いほど動脈硬化が進行しやすく、脳卒中や心疾患、糖尿病などの疾患を引き起こしやすくなり危険です。

健診で、からだの状態を毎年チェックしましょう。特定保健指導のご案内が届いたら、積極的に受けてください。

専門家のアドバイスを受けながら、からだのメンテナンスをしていきましょう。

カロリーが高い食品を減らしたり、なるべく歩くようにするなど、普段の生活の中で変えられる行動をみつけていきましょう。